中央電気工業は、マンガン系合金鉄、希土類磁石用合金、水素吸蔵合金等の電池材料の製造・販売メーカーです。
当社のルーツは、明治39年、新潟県上越地区に設立された水力発電事業会社に遡ります。これを契機に、上越は電力を利用した電気化学工業の集積地として開花いたました。その後、昭和9年、いくつかの事業の統合・合併を経て、「中央電気工業」が化学・合金鉄製造会社として、今も本店を構える妙高の地に産声を上げました。以来、多くの先人たちが並々ならぬ努力を傾注し社業を発展させてまいりました。ここに、その多大なる尽力に対し深く敬意を表するとともに、格別なご支援、ご協力、ご指導を賜りましたあらゆるステークホールダーの皆様方に改めて厚く御礼を申し上げます。 お陰をもちまして、現在の我が社は、妙高、鹿嶋に大阪、和歌山の4つの生産拠点と、合金鉄、環境、機能材料の3つのコア事業を持つまでに至っております。 茨城県鹿島工場では、マンガン系合金鉄事業と環境事業を展開しております。 合金鉄事業では、鉄鋼業に不可欠な副原料であるマンガン系合金鉄を、夜間帯電力の活用を主体とした操業により、国際競争力のあるコストで安定的に製造・販売しております。 環境事業では、合金鉄事業で培った操業技術を活かし、平成7年、民間企業として初めて焼却灰溶融処理事業を開始しました。現在では既設合金鉄炉2基と灰溶融専用炉2基の合計4基による『廃棄物溶融リサイクルセンター』として、一般廃棄物焼却灰や産業廃棄物の溶融処理を通じた無害化に貢献いたしております。 新潟県妙高工場では、水素吸蔵合金とマンガン系化成品からなる機能材料事業を展開しております。 水素吸蔵合金は、ニッケル水素電池の負極材として用いられ、電気エネルギーを水素の形で蓄える機能を有しています。現在、このニッケル水素電池は、環境にやさしいハイブリッドカーの二次電池として普及・拡大いたしております。 マンガン系化成品の主力は硫酸マンガンや炭酸マンガン、高機能二酸化マンガンです。これらの用途は広範囲に亘っており、リチウムイオン電池用の正極材、更には飼料、メッキ剤、電子部品への添加剤、脱臭剤として活用されております。 平成21年12月、当社は、機能材料事業を強化・発展させるため、当社の最大株主である住友金属工業の黒鉛事業(大阪、リチウムイオン電池負極材料)を承継しました。同時に、住友金属の連結子会社である住金モリコープ株式会社(和歌山、磁石用合金材料・リチウムイオン電池負極材料)の全株式を取得、同社の社名を変更し、中電レアアース株式会社として新たなスタートを切りました。これにより、今後の環境対応上の二大キーテクノロジーである二次電池・モーター分野において、住友金属グループ内に分散していた材料供給事業を当社に集約・統合し、お客様の幅広いニーズと、将来的な自動車・民生用市場の拡大にしっかりと応える体制を整備いたしました。そして、住友金属の研究開発体制の強力なバックアップも得、製造・技術・販売のシナジー効果を発揮しながら事業の成長・拡大を図ってまいります。 我が社は、住友金属グループの一翼を担いつつ、小さくとも大きな存在感がある自立した企業として、すべてのステークホールダーの皆様から信頼され、かつ、社会の繁栄に貢献することを目指します。今後とも引き続き格別なご愛顧を賜りますよう宜しくお願いを申し上げます。